2016年8月3日(水)21:11に
ヤフーオークションで落札した。
落札価格は92,511円。高機能で貴重な(現在生産終了)
一体型2眼式3Dハイビジョンビデオカメラである。
本体が大きく、重いし、
3D立体映像そのものが一般に普及しなくて、今では殆どの人が関心を持つことのないハイビジョンビデオカメラだ。
やはりオークションでも入札価格は高値をつけない。ビデオカメラマニアの関心は小さくて高機能で鮮やかな美しい映像が撮れる
4Kビデオカメラに移っているからだろう。
私は2年前、
新品で買った
Panasonic製一体型2眼式3Dハイビジョンビデオカメラ HDC-Z10000を撮影で使っている。今のところ何も不具合は無く、快適な撮影ができている。
もう1機追加して2機で撮影フレームを換え同時撮影特に
3Dマクロ撮影をやりたくて落札した。
HDC-Z10000は最近接撮影
45cmだから
花などが
3D立体映像で美しく撮れる。
届いてすぐ動作確認をすると、商品説明には書いていない不具合があった。
3個の
独立したマニュアルリング、フォーカスリング、ズームリング、アイリスリング全てが引っかかる。スムースに回転しない。音もする。sya、sya、syaーーー。PanasonicSCへ点検行きだと感じた。
翌日、Panasonic久留米SCへ点検調整したらどれ位かかるのか問い合わせたが、生憎、盆時期と重なってしまったので、盆明けてPanasonic久留米SCへ持参する予定だがと相談すると、応対者はこちらで預かって専門部署へ送って点検してみないと見積もれないという返事だった。この時点では、他の不具合は無いだろうと思ってのことだった。どれ位かかるか分からないが費用は覚悟していた。
そんなやり取りをして時間が過ぎ、次に、私にとって最も重要な
3D立体撮影機能を確認した。
撮影モード:
3D。液晶モニタ表示:
3D-MIX(左レンズ映像と右レンズ映像を同時に表示させる)
被写体をレンズの高さ程の物にして、撮影距離は
3Dマクロ撮影距離(最短45cm)より少し遠ざけた。ズームレバーは最広角側だ。
IA撮影で
3Dマクロ「ON」にする。
しかし、どうも被写体の上辺の水平が一線にならない。取扱説明書を読み、
「たてズレ」の調整ができるので、説明書どおりやってみる。
調整は、
3D対応テレビが必要で
HDMIケーブル使って3Dビデオカメラを接続しないといけない。3D対応テレビの映像を見ながら調整する。
はじめに、お買い上げ時の設定にした。(工場出荷時状態)。まったく変わらない。
次に、3D対応テレビを見ながら調整をした(
3Dファイン:垂直位置調整)。調整はできた。
コンバージェンスポイント(基準面)は
コンバージェンスダイヤルで二重映像が、ピタッと一つに重なった。
これでいいのだ。
次に、取扱説明書に書かれているように、電源OFF/撮影モード変更/記録フォーマット変更を順次やる。お買い上げ時設定に戻るからだ。
せっかく調整して
3D立体撮影が可能な状態になったのに、それぞれの操作の後(それぞれの操作を始める前には
3Dファイン:垂直位置調整をする)は、
「たてズレ」が生じた状態へとなってしまう。
「たてズレ」が生じたらその時は調整すればいいんじゃない、調整できるのだからと言われるかもしれないが、
屋外撮影現場では3D対応テレビをモニタして調整はほぼできない。商用電源がない。電源発動機を準備してまではやりたくない。大がかり過ぎる。
「たてズレ」の状態で3D対応テレビに立体映像モニタすると、勿論、3D立体視眼鏡をかけて見ることになる。
<左レンズ映像が左側><右レンズ映像が右側>=
奥行感(基準面より奥まって見える)
コンバージェンスダイヤルで<右レンズ映像>を<左レンズ映像>の左縁面に合わせると
=<左レンズ映像が右側><右レンズ映像が左側>=
飛び出し感(基準面より飛び出す)
それぞれの場面で
デフォルメする。当然のことだと言える。初めから
「たてズレ」があって誤った視差が発生しているからだ。
遊びで撮影する分はどうてことないが、作品を創作しようとなると問題が生じる。
それでなくても、
3D立体映像は
人への影響が大きいので、
厳しい視差基準がある。
スクリーンのサイズ(表示画面サイズ)が大きく関わってくる。
スクリーンサイズが大きい程、視差の範囲が厳しくなってくる。
最悪の場合、
レンズユニットを交換しないと回復しないのかもしれない。
※補足※
(そしていろいろあった後、Panasonic久留米SCへお尋ねした。この3Dビデオカメラでの
レンズユニット交換の事例がないが、修理受け付けます。見積もりは今だ未定(10万円超??)とのご返事をいただいた。この時点で私は修理に出すことをしないと決めた。そして、次のチャンスを待つことにした。)
以前、一体型2眼式業務用3DCAM
「AG-3DA1」が
コンバージェンスポイントが取れなくて、Panasonic業務専用担当の方へご相談したときは、
レンズユニットを交換しないと回復しないが
40万円かかりますというような回答だったことを思い出した。
その時は、相当ショックを受け、もう撮影することは諦めようと決め、それじゃー
装飾品として飾って置くかと思った。
しかし、どうしても諦めきれず、私の操作や接続(
業務用3Dモニタ・3D対応テレビモニタ)が間違いかもしれないと初めから何回も接続を換えたりして点検した。その結果、やはり私の間違いであった。
40万円と聞いただけでそれまで意気消沈していた私の気分は、一瞬にして消え、本当によかったという思いと一生手にすることはないだろうと思っていた3DCAMで撮影ができるという嬉しさが出てきたものだ。今回のケースはどうなることだろう。
出品者は井上氏(**県)。地元商工会主催イベント(お祭り)では公式ガールズユニットの
アイドルとして活躍されている方がいるという。恐らく、地元では知らない人はいない有名人で、人気者だと思うが・・・。
HDC-Z10000の故障をお伝えするが、対応しても後日返事しますと言って問題に触れようとはしない。なぜ無視するのか理解に苦しむ。すでに2週間以上にもなる。近頃は「取引ナビの取引メッセージ」を完全に無視したままだ。全く困り果てた状態だ。これは憶測だが(事実に沿わないのでよいことではないが・・・)、他者に相談している様子がありその者たちが「悪知恵」を植え付けているとしか思えない。ご本人さんは優しく正直なのだ。取引メッセージ投稿回数制限も残り2回しかない。
オークション商品説明には、「明らかな当方のミス、不良品以外はNC、NR」とある。
説明どおりならば、誠意をもって対応しないといけない。
商品を出品するならば、状態把握をしっかりしておいて、出来なかった部分が明らかになった場合誠意をもって対応すべきだと考える。
本日現在今もって交渉中だが、30日(火)深夜未明、やっと取引ナビ・取引メッセージを受け取った。
誠意ある内容だった。9月13日(火)返品に応じてくれた。お礼を申し上げます。今回の交渉も長期間になった。
これ以上書くことは無いが、
HDC-Z10000は2D撮影はOKだし、
3D立体撮影は
3D立体映像を
体験するというのであれば今のままの状態でもいいと思う。高機能・高性能・業務用途にも対応できるこの
HDC-Z10000は生産終了しているだけに貴重で手に持って撮影してみたい機種だ。